患者の待ち時間対策

医療機関における患者の待ち時間対策は、非常に重要な問題と言えるだろう。待ち時間が2時間で実際の診察が5分というような話も珍しくないが、昨今は医療現場のIT化によってこうした問題も改善されつつある。
例として挙げられるのが、電子カルテの導入だ。電子カルテを導入することでカルテの閲覧性が高まり、患者一人ひとりの診察の時間が大幅に短縮される。検査結果なども即時にわかることから、診断から治療、会計までにかかる時間の短縮が可能になったのだ。
また、電子カルテの登場はスタッフの事務作業の負担軽減にもつながっている。

医療機関によっては、ネットから診察予約を取れるところも増えている。診察までの待ち時間がどの程度で、自分の番が何時頃になるかをホームページやアプリなどから確認できるところも出てきた。
このようなシステムを採用している医療機関を利用すれば、朝早く来院して何時間も待機するといった無駄な時間がなくなり、患者も助かるだろう。自分の診察時間が近づいてから行けば良いので、時間を有効に使える。診察時間はもちろん、薬局での薬待ちでもこのシステムが活用されていることが多い。

待ち時間を、IT化によって管理している医療機関は年々増えつつある。IT化のおかげで人員コストの削減、待ち時間の可視化によって生まれるメリットは大きい。このようなシステムを取り入れている医療機関を利用すれば、待ち時間に対するストレスはぐっと減るだろう。